認知症かな?見逃しやすい初期症状6選

「年のせいかな?」

「ただの物忘れだと思うけど…」

そんな小さな違和感から始まることが少なくありません。


認知症は突然始まるものではなく、多くの場合、少しずつ変化が現れます。

しかし、毎日一緒にいる家族ほど、その変化に気づきにくいことがあります。

今回は、認知症を疑う初期症状と、家族が気をつけたいポイントについて分かりやすく解説します。



そもそも認知症とは?

認知症とは、脳の病気や障害によって認知機能が低下し、日常生活に支障が出ている状態です。

単なる「物忘れ」とは違います。

重要なのは、「忘れること」ではなく 

『生活に支障が出ているか?』です。

初期症状① 同じ話を何度も繰り返す

認知症の初期によく見られる症状です。

例えば、

・同じ質問を何度もする
・数分前の会話を忘れる
・同じ話題を繰り返す


本人は繰り返している自覚がありません。

家族はイライラしがちですが、本人にとっては

初めて話している感覚です。

初期症状② 物の置き場所が分からなくなる

誰でも鍵やスマホを探すことはあります。

しかし認知症の場合は少し違います。

例えば、

・財布を冷蔵庫に入れる。
・眼鏡を洗濯機に入れる。


そして、「誰かが盗った」と考えることがあります。

これは記憶障害によって起こることがあります。

初期症状③ 日付や曜日が分からなくなる

・今日は何日か。
・今が朝か夕方か。
・病院の予約日。


こうした時間の感覚が曖昧になることがあります。

特に

・退職後
・外出機会が少ない方

は気づかれにくい症状です。

初期症状④ お金の管理が難しくなる

認知症では判断力にも影響が出ます。

例えば、

・支払いを忘れる
・同じ物を何度も買う
・通帳管理ができない
・訪問販売の契約をしてしまう

などです。

以前はしっかりしていた人ほど目立つ変化になります。

初期症状⑤ 性格が変わったように見える

認知症では感情面にも変化が現れます。

例えば、

・怒りっぽくなった
・疑い深くなった
・不安が強くなった
・無気力になった


家族は「性格が悪くなった」と感じることがあります。

しかし本人も不安や混乱の中にいる場合があります。

初期症状⑥ 趣味や外出に興味を示さなくなる

・今まで好きだったことをやめてしまう。
・友人との交流を避ける。
・家に閉じこもる。


こうした変化も見逃せないサインです。

「年だから仕方ない」

と片付けられがちですが、認知症の始まりであることもあります。

家族が注意したいこと

間違いを指摘し続けない。

家族がよくやってしまうのが、

「また忘れたの?」

「さっき言ったでしょ」

という指摘です。

もちろん悪気はありません。

しかし本人は責められていると感じます。


その結果、

・自信を失う
・会話を避ける
・怒りっぽくなる

ことがあります。

認知症と決めつけない

物忘れの原因は認知症だけではありません。

例えば、

・うつ病
・睡眠不足
・脱水
・薬の副作用
・脳梗塞
・ストレス

でも似た症状が現れます。

自己判断は禁物です。

気になる変化は記録する

おすすめなのはメモです。

例えば、

・いつ
・どんなことがあったか
・どのくらいの頻度か

を書き残します。

受診時にも大きな助けになります。

受診の目安

次のような状態が続く場合は相談をおすすめします。

・同じ質問を繰り返す
・金銭管理ができない
・約束を忘れる
・家族とのトラブルが増える
・日常生活に支障が出ている

かかりつけ医や物忘れ外来、地域包括支援センターに相談してみましょう。

「認知症かどうか」より大切なこと

認知症ケアの現場で感じるのは、本人は決して困らせようとしているわけではない

ということです。

忘れたくて忘れているわけでもありません。

怒りたくて怒っているわけでもありません。

認知症の方の行動には、必ず

『理由』

があります。

だからこそ、

「何ができなくなったか」

ではなく、

「何に困っているのだろう」

という視点が大切です。

まとめ

認知症の初期症状として、

・同じ話を繰り返す
・物をなくす
・日付が分からない
・お金の管理が難しい
・性格の変化
・興味関心の低下

などが見られることがあります。

気になる変化があったら、

① 責めない

② 記録する

③ 相談する

この3つを意識してみてください。

認知症は早く気づくことで、本人も家族も安心して準備ができます。

そして何より大切なのは、認知症を見るのではなく、その人を見ることです。

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