家族間の場合は、介護職とは少し違います。
なぜなら、
家族には長年の関係性があるからです。
そのため、介護職なら受け入れられる声かけでも、家族が言うと反発されることがあります。
例えば、娘さんが
「お風呂に入ろうよ」
と言うと、
「子どもに指図されたくない!」
と怒ることがあります。
しかし同じことをヘルパーやデイサービス職員が言うと、あっさり入浴することも珍しくありません。
家族がやりがちなNG対応
❌「昨日も入ってないでしょ」
❌「臭うから入って」
❌「何回言わせるの」
❌「みんなお風呂入るのに」
本人からすると、
責められる
ように感じることがあります。
家族だからこそ有効な方法
思い出を使う
例えば、
「昔、お父さん温泉好きだったよね」
「○○温泉によく行ったよね」
と話します。
認知症の方は最近の記憶より、昔の記憶の方が残っていることがあります。
お風呂の話ではなく、楽しかった思い出から入るのです。
頼る
介護職と同じですが、
「お風呂に入って」
ではなく、
「ちょっと見てくれる?」
が有効です。
例えば、
「お湯が熱すぎないか見てくれる?」
「浴室の電気ついてるか見てくれる?」
などです。
一緒に行動する
高齢になると、
「お風呂に入る」という行為自体が大仕事になります。
そのため、
❌「お風呂入ってきて」
よりも、
⭕「一緒に行こうか」
の方が安心感があります。
実は最強なのは…
家族が頑張りすぎないことです。
介護現場では、
「家族には拒否するけど、他人には受け入れる」
というケースがたくさんあります。
そんな時は、
- デイサービスの入浴
- 訪問入浴
- ヘルパー支援
を活用した方が、家族関係を悪化させずに済むことがあります。
家族の場合は、「説得する」よりも
「思い出す・頼る・一緒にやる」
方が上手くいきやすいです。
そして何より、
入浴できなかった日があっても、親子関係まで悪くしないこと
を優先した方が、長い介護生活ではうまくいくことが多いです。
